台風の中の夜の坐禅会は濃密な時間でした
2017/04/29
自力整体ナビゲーター(東京教室)のカレンです。
台風16号の影響がすごいですね。
会社から帰ってくるときはまだ大丈夫でしたが
長いほうのレインブーツに履き替えて
外に出ると、横殴りの雨が降っていて
会場にたどり着くまでにけっこう濡れてしまいました。
今日は月1の坐禅会でした。
引っ越してまた自宅から通いやすくなったので
この雨の中でも行こうという気持ちになれました。
参加者は5名。そして坐禅指導の
碑文谷の円融寺の阿(オカ)先生とでこぢんまりと。
いつもは30人の会ですから、ちょっとお得な気分です。笑
先日のMihoさんの気持ちと似てるかも。
三帰依文をお唱えし
仏教聖典の中からチョイスした話を
阿先生がわかりやすく説明してくださいます。
そして、今日は全員リピーターさんということで
いつもより照明を落として、仏前の蝋燭の灯りだけの中で
坐禅を組みました。
椅子に座って、足を床にぴったりとつけ、
目を閉じて行う瞑想も好きです。
ただ、目を閉じる分、頭の中で
様々な想像(妄想!?)や
「後で○○をやらないとだわ」なんていう
雑念が浮かんできてしまって
頭が静まらないことが多いです。。。
その点、坐禅は、結跏趺坐で組んだ足の上に
両手で輪にした手を乗せ
そして、目は半分だけつぶって
少し先の畳をボンヤリと眺めるようにして
意識を保ったまま行うので
意識が遠のく(=寝てしまう)こともなく
集中でき、そしてその集中の先には
日常生活では不要と判断して
蓋をしていた事柄が
いやおうなしに浮かんできます。
今日もその事柄がフツフツと
浮かび上がってきてしまい
当時のリアルな感情が浮かんできて
涙が出てきてしまったほどでした。
聖典の教えにもありましたが
過去の結果に対して
どうしてこうなってしまったのだろう、と
恨み、つらみ、後悔の念を脱ぎいきれずに
苦しんでしまうことが多いけれど
坐禅の時のように「今ここ」だけを
常に選んでいくこと。
過去を後悔することなく
未来を思い悩むことなく。
もし、「今ここ」に意識を向けることが
なかなかできないというのであれば
(私もなかなかできないのですが)
過去のうれしかった事を思い
先の未来の明るい想像することで
今この瞬間の気持ちを
心地良く整えることができるでしょう。
さて、外の風の音は
今はいったん静まっています。
これから関東地方は暴風域だそうですが
被害が広がらないことを祈りつつ
心地良さの中で眠りにつきたいと思います。
おやすみなさい。