体験レポート
体験者様からのご感想
大手企業様のブランドのライティングを手がけるMiya様より自力整体の体験レポートをいただきました。
心と身体と向き合う、癒しのボディワーク「自力整体」に潜入&初体験
とある日曜日。いつもより早起きをして家を出ました。手帳に書かれたスケジュールには「自力整体」の文字。
うれしはずかし(?)「自力整体Tokyo」のレッスンを初体験してきました。右も左も分からないのに、大丈夫!?
「自力整体Tokyo」を主催し、レッスンを指導するナビゲーターのカレン先生からは、事前に親切なメールが届いていました。最寄り駅から会場までの道のり、目印になるビルなどの詳細まで!私のような「方向音痴なおのぼりさん」もOKの、至れり尽くせりのやさしさに心ホカホカ。
服装は動きやすいやわらか素材の服で、ジーンズはNGとのこと。ヨガパンツみたいなものかな?と、昔のジャージを引っ張り出しました。しかし微妙に防虫剤臭い・・・一晩吊るしておきます、スミマセン。
持ち物は、長めのフェイスタオルと、飲み物。タオルスカーフを1本と、水筒も準備OKです。当日の注意書きには、「朝食は食べずに、水分をとる程度で来てください」とありました。健康診断の前日みたいですね。するとタイムリミットのギリギリ、妙に口寂しくなるのはなぜでしょう(笑)
いざ、会場に潜入。
「こんど、自力整体の体験レッスンに参加することにしました。」
サラリと書いても読んでも、私は予備知識がまるでない初心者で、おまけにヨガやエクササイズの経験もナシ。かろうじて「整体」なら分かる(かな?)という、素人ぶりです。そもそも「自力」とは何ぞや?聴きなれません。さらにもう一つ、不安なことがありました。自慢じゃありませんが、何を隠そうこの身体、膝を伸ばして地面も触れないほどカチカチなのです・・・。そんな私に、「だいじょうぶです、何も知らないという人の方がむしろ、率直な感想が聞けるから貴重なんですよ~♪」と、カレン先生はとってもフレンドリー。緊張しつつ、内心はドキドキワクワクしながら会場へ向かいました。
この日の会場は大崎駅近くの集会所。「自力整体Tokyo」は主に東京の城南エリア(大崎~目黒駅)を活動拠点に開催されているそう。(※ 現在は港区が活動の中心になっております。)集まったのは主に20代~40代の女性たちで、皆さん、都内や隣県から通われているのだとか。和室の畳にお座布団が並んだ教室は、初参加の方からリピーターの方までくつろげる、アットホームで和やかなムードでした。ぽっかり空いていた最前列、正面をキープ!やる気満々です(笑)
ところで、自力整体って何なのでしょう?
自力整体のレッスンは約1時間半。ヨガマット一枚分ほどのスペースを用いて、体の重さや各部の動きを効果的に使いながら、「自分の力」で全身をすみずみ伸ばし、コリをほぐして歪みや緩みを整えていきます。大きく分けて前半は上半身、休憩をはさんで後半に下半身を、それぞれ行って終了となります。冒頭にカレン先生からこんな声かけが。「途中でトイレに立ったり、お水を飲んだりしたくなったら、声をかけずに自由に行ってください。自力整体の途中で排泄効果が高まりトイレに行きたくなること、よくあるので!」
照明を控えめにして、瞑想から始まりました。普段、無意識で呼吸している息を、「深く吸いこみ、止めて、吐く」。すみずみに酸素が行き渡っている感覚は、いざ自分の身体と向き合わなければ分からないもの。不思議なもので、ゆっくり呼吸することは心身にリラックスしなさいという合図を送ってきます。忙しい日常を離れて、ひとたび心を解放。自分に向き合ってみよう・・・そういった心構えができてきました。この<めぐる感じ>を、一度の体験で何度となく感じることになりました。
・・・気持ちいい~!!!
瞑想に続き、上半身をじっくり、ゆっくりほぐしていきます。身体を丸めたり伸ばしたり、ゆらゆら手足を動かしたり、腰からお尻を左右に振ったりと、動きそのものはとても静かで単純なものばかりなのですが、関節や筋肉を伸ばしてツボを刺激したりするだけでも身体がポカポカ温まってきます。タオルを使ったストレッチは、座りっぱなしの仕事をしている身には「く~ッ、伸びる~!」と唸りたくなる気持ちよさ。過度な負荷をかけなくても、呼吸と動きが上手に調和することで、滞っていた血液や気が順調に流れ出し、しっとり汗ばんでくるのです。
心落ちつく瞑想の音楽がかすかに流れるなか、5分ほど休憩。その間、タオルを顔にのせて横になります。目を閉じて休んでいると、活性化した身体に残るほのかな疲労感で、たった5分でも熟睡できるような感覚におちいります。穏やかな開放感につつまれ、なんとも心地よいのです。あぁ、このまま朝まで眠ってしまいたい!!
後半は、脚や骨盤のゆがみを整えるための動きを中心に進みます。この辺りまでくると「う~ん、なるほどなぁ」と納得。身をもって知る、「自力整体」の意味。セルフメンテナンス、つまり「心と身体と、対話する時間」なのですね。年齢もライフスタイルも異なる皆さんに、ナビゲーターのカレン先生は、基本となる形を伝えてくれますが、決して「その通りにしましょう」とは言いません。「こんな風に動きましょう」と、先導しながらアドバイスをくれます。一人ひとりが、あくまでも自分のペースで心と身体の声に耳をかたむけ、気持ちいいと思える形を見つけることが大切で、カレン先生は文字通り「ナビゲート」してくれるのです。
自然治癒力、じわじわと上昇中。
そんな風に終わった自力整体初体験。なるほど・・・自力整体とは、単に身体を動かすものだと思っては大きな間違いです。「自分の心と身体と向き合うひととき。癒しのボディワーク」というのがしっくりきます。何しろやはり「自力」というところがミソで、たとえばエステやスパなどの美容や健康法ですと、「施される」側に立ってしまうため “受身”になってしまいがち。それが、自分で足し引きをして身体を動かし、人まかせにしないで息を吹き返す快感が、手ごたえとして残るのですから。ストイックに鍛える運動ではなく、適度に動かし、誠実に向き合うことで、心と身体が上向きになっていく楽しい充実感。リピーター率が高いというのも、おおいに頷けます。
それにしても体験後のランチがおいしかったことといったら。朝食を控え、自力整体をして目覚めた身体に「食」がしみこむようです。おまけに電車でうとうと、気持ちよいうたたねに、うっかり寝過ごすところでした。ちなみに、自力整体の特長ともいえる自然治癒力や代謝のアップについては、私の場合、体験後はしばらく快腸(調?)に老廃物が排出されていった模様。年中悩まされる手足のむくみ、冷えも軽減したように思います。無理なく動けたので、懸念していた筋肉痛もありませんでしたし、何よりスッキリ感が続くというのはとてもいい気分。またレッスンに顔をだしたくなるというものです。
2024/08/28