呼吸で「Happyになる料理」を作りました
日本のビーガン料理のレストランの先駆けとして
世界にもその名が知られていたという「湯島食堂」で
シェフとして、そしてパティシエとして活躍していた
深澤大輝さんをお招きしての料理講座は
満員御礼での開催となりました。
同世代女子同士、ということもあって
最初は緊張していた皆さんも
徐々にほぐれてきて
「呼吸の料理」の技を知る前に
まずは呼吸を上手に使えるように
準備体操を行いましょう、と
浅く腰掛けて腰を回転させたり
立ち上がって全身を使って腕をぶらぶらさせたり
手を組んで肩甲骨を開くようにユサユサしたり
そうやって大きく体を動かしているうちに
体が温まってきて、その頃には
場の雰囲気もすっかり柔らかなものに。
息を吸い込めないときは、先に吐ききれば良い
・・・というのは
自力整体のレッスンでもいつも話しているけれど
大輝先生のはもう少し具体的。
「呼吸の深さ(=吸い込める量)で判断する」
・・・ということをやるにあたり
まずは息が吐きる方法を教えてくれました。
まずは ハーーー と吐いて
そのあとに フーーーー と吐いて
最後は フッ フッ フッ と出し切って
なるほど、胸元の息、お腹の息、
これだと腹の底の息までが出きった感じがします。
そして、前回はOリング的な診断をやって
大いに盛り上がったけれど、今回はホルモンの話から
手をつないで「戦闘モード」と「慈愛モード」で
力の駆け引きを試すというもの。
「???」
・・・と狐につままれた様子で見ていたけれど
これってイソップ寓話の「北風と太陽」。
相手への声のかけ方や自分の態度で
幸せホルモンを相手から引き出すと
相手の戦闘能力が下がる、ということのよう。
(私はいつもその逆だなーと、反省。苦笑)。
その流れで、今度はバレンタインが近いということで
“相手をハッピーな気持ちにさせる盛りつけ”を
教えてもらいました。
今の自分に必要な色を触るだけでも
幸せを感じる“脳内麻薬”こと
神経伝達物質のエンドルフィンが出る、というのであれば
じゃぁそれはどうやって見るのかというと
これはまた呼吸の深さで判断できる、とのこと。
足りない色を足すことで
幸せ物質が出るのだから、それはイコール、
その人をHappyにさせる色ってこと。
みんなの色がわかったところで
今回のお献立を考える実践編へ。
ここでも、その場で、野菜を手にとって
呼吸の深さで野菜同士の組み合わせや
調理法や味付けを、「野菜に聞きながら」
呼吸の深さで判断していきます。
だから大輝先生が考えていたレシピが
その場で覆されてしまったりという
ハプニングもあったりして、でも
いいあんばいにまとまるのだから
呼吸の料理はおもしろいのです。
重ね煮の順番も、どちらの素材を
上に重ねた方が呼吸が深くできるか?を
みていけば、野菜から答えをもらうことができ
その結果、今回は下から
塩-しいたけ-赤カブ-白菜-塩の順で重ねました。
これ、まさに、重ね煮の陰陽の順番とピッタリでした。
完全ビーガンなのでお肉の変わりに
大豆を使って。つなぎに白玉粉を混ぜるのがポイント。
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【大輝先生からの追記レシピ】
豆腐ハンバーグの上には
じっくり炒めたトマトソース。
オリーブオイルで、ミジン切りのにんにく、
玉ねぎを炒め、トマトピューレを入れ塩、胡椒で味付けして完成。
(水分を飛ばすほど濃くなる。)
重ね煮のお味噌汁(白菜、赤カブ、椎茸)
好きな野菜を重ね煮して水とお味噌を加えて完成。
緑大根、スプラウト、里芋のポテトサラダ
好きな大根、スプラウト、茹でた里芋を梅酢で和えて完成。
人参、人参の葉、うどの和え物
好きな人参、茹でた人参の葉、うどを味噌であえて完成。
黒大根と紫人参の黒ごま和え(オレンジ色はカレンデュラ(キンセンカ))
好きな根菜類を黒ごまペースト+味噌であえて完成。
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豆腐ハンバーグが柔らかい分、
歯ごたえの強めな和え物が多かったよう。
家で調理するときは、全部、軽く下茹でしてから
作ってみたいかも、なんて
自分なりのアレンジを考えたりしながら
最後はみんなで記念撮影。とってもいい笑顔でした。
この日は新月。「体にいいこと」を
呼吸の深さで判断しながら
新しいリズムを刻んでいこうと思います。
皆様、お忙しい中、特別イベントに
ご参加いただきましてありがとうございました!