お題目「執着してしまう心について」
自力整体ナビゲーター(東京教室)のカレンです。
成田山圓能寺様でのコラボイベント、
「お寺でココロとカラダほぐし」で
茶話会の時間に副住職の照和様が
仏教的な視点からご回答くださった内容を
5回シリーズでお届けいたします。
お題目その1
執着してしまう心について。
手に入れる前よりも、手に入れた後の方が
仕事、恋愛、物(装飾品など)への執着で苦しみます。
「あること」「手に入ったこと」が苦しいなんて・・・。
また同時に失うことへの恐怖や不安にも苦しみます。
回答:
【「わたしには子がある。わたしには財がある」
と思って愚かな者は悩む。しかしすでに自己が自分のものではない。
ましてどうして子が自分のものであろうか。どうして財が自分のものであろうか。】
【われらは一物をも所有していない。】
ある→ない。手に入った→手に入っていない。
仕事やパートナー、物というものは、今この瞬間に手元にあるに過ぎず、
本来、手に入るものでもなければ、失うものでもない。
自分のもとにないときには、本来ないものであることを受け入れること。
自分のもとにあるときには、あることに感謝して、大切にすること。