お題目「将来への不安について」
2017/11/15
自力整体ナビゲーター(東京教室)のカレンです。
成田山圓能寺様でのコラボイベント、
「お寺でココロとカラダほぐし」で
茶話会の時間に副住職の照和様が
仏教的な視点からご回答くださった内容を
5回シリーズでお届けいたします。
お題目その2
毎日の生活を真っ暗にする位の将来への不安について。
1人でも生きられるのか?健康でいられるのか? などに
向き合うにはどうすればよいのでしょうか。
回答:
人は一人では生きられない。
一人ひとりが網の目のように互いに結びあって、世界はできている。
皆がそれぞれの仕事や役割を果たすことで、私たちの生活は成り立っている。
自分を支えてくれているたくさんのご縁を大切に、感謝の気持ちを持って生きること。
「生老病死(しょうろうびょうし)」は思いどおりにならない。
また、人は自分のことですら自分自身でコントロールすることができない。
【過去を追わざれ、未来を願わざれ。ただ、今日まさに為すべきことを熱心になせ】
過ぎ去ったものや、まだ到達していないものにとらわれていても仕方がない。
確かなものは今この瞬間だけなのだから、
先々のことに囚われるよりも、まず今を楽しみ、この時を一生懸命生きること。
今を大切に生きれば、今この時が過去になっても悔いることはないし、
今を大切に生きることが、未来にも繋がっていく。