「幸せになる勇気」は再読の価値大!
2017/04/29
自力整体ナビゲーター(東京教室)のカレンです。
そんなに有名な本だとは知りませんでした。
そして、これは、130万部を売り上げた
ベストセラー本の続編だということも・・・。
今日は図書館の返却期限日だったので
家に引きこもって、その本を読んでいました。
その本とは「幸せになる勇気」です。
ベストセラーだった前作はこちら。
そういえばタイトルは耳にしたことがありました。
レビュー件数が1600件以上あります。
すごいですね。
ベストセラーの本は
人気が落ち着いて
話題に上らなくなってから読みたい
あまのじゃくな私
・・・というのもありますが
皆さんの評価を聞いてから
読もうか読むまいかを
判断するようになりました。
以前は気になると、つい、
amazonのサイトでポチってしまい
そのくせ、読む時間がとれなくて
「積ん読」な状態になることが多く
月額の本代もバカにならないので
本当に欲しい本以外は
レビューを耳にするようになった頃に
図書館で予約するようにしています。
この本も、予約したのは昨年の5月。
たしか、50人くらいの
予約待ちだった記憶がありますが
今見ると、137人待ちになっていました。
前置きが長くなりましたが。
二人の会話形式で進められていくのですが
主人公の一人の青年の
哲人へ話し方(ほぼ暴言!)が
気になってイライラしてしまい
なかなか読み進められませんでしたが(苦笑)
愛に関する話や、タイトルにある
「幸せになる勇気」のあたりの内容は
かなり心に響きました。
アドラーは「運命の人」を認めない。
運命の人を求め、結婚相手に
ロマンチックな幻想を抱く理由は
「すべての候補者を排除するため」。
目の前に愛すべき他者がいるのに、
あれこれ理由を並べて「この人ではない」と退け、
「もっと理想的な、もっと完璧な、もっと運命的な
相手がいるはずだ」と目を伏せ、
それ以上の関係に踏み込もうとせず、
候補者たちを自らの手で排除する。
誰かを愛するということは、
単なる激しい感情ではない。
それは決意であり、決断であり、約束である。
・・・そうかもなぁ、と思います。
究極的には、結婚する対象は誰でもいい。
その人に対して、自分自身が
愛する決意をした時に
その人が結婚相手になりうるのだと。
運命とは、自らの手でつくり上げるものなのです。
わかりもしない将来のことなど考えず、
存在するはずもない運命のことなど考えず
ただひたすら、目の前のパートナーと
「いま」をダンスするのです。
(中略)
あなたたちが長いダンスを踊りきった軌跡のことを
人は「運命」と呼ぶでしょう。
われわれは他者を愛することによってのみ
自己中心性から解放されます。
他者を愛することによってのみ、
自立を成しえます。
そして他者を愛することによってのみ、
共同体感覚にたどりつくのです。
・・・この本は、改めて購入して
再読したくなりました。
教育者の立場の人が抱える悩みや
子育て中の親御さんにもお勧めです。