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ココロの整え方

法話会でのお話し「自分勝手な人に振り回されない方法」

2018/06/11

自力整体ナビゲーター(東京教室)のカレンです。
先日の成田山圓能寺様でのコラボイベント、
お寺でココロとカラダほぐし」で
茶話会の時間に副住職の照和様が
仏教的な視点からご回答くださいました。
前回は時間内に5つのお題目に
どんどん答えていく・・・というものでしたが
今回は初心に戻り、1つのテーマについて
じっくりとお話しいただきました。
※質問内容などは少し変えています。


質問:
「自分勝手な人に振り回されない方法について」
同じ職場にいる人にとても悩まされています。
自分が落ち度があるのに、それを認めず
他の人のせいにしたりする等、
自分のことしか考えないその人に対して
いつも嫌な思いをしています。
気にしないでおこうと思うのですが、
なぜこちらが百歩譲らなければいけないのかと思うと
納得ができない自分もいます。
もし腹が立ってもリセットできる
何か良い方法があったら
教えていただきたいです。

回答:
わがまま言わずに協調性を、と言われて
育ってきた私たち日本人。
でも、生きているといろいろな人間関係がある。
世の中は網の目でつなぎ合って生きている。
自分勝手=卑しい人=残念な人、と仏教では考える。
お釈迦様的には、卑しい人とは一緒にいてはいけない。
自分もそうなってしまうから、と考える。
でも、職場だとそういうわけにもいかない。

辻褄が合わないとダメなのが仏教。
実はとてもロジカルな宗教なのである。
そこで、イライラする気持ちを突き詰めてみよう。
果たしてそれは相手の問題なのか?自分の問題なのか?

答え→自分の問題なのです。

自分はイライラしてるけど相手はイライラしていない。
相手は関係ない。自分の問題、ということがわかる。

ダライ・ラマは「forgiveness(フォーギブネス)」という。
『ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく、「自分を自由にする手段」です。』と。

相手を無罪放免にするのではなく、
許すことで自分を自由にする。
そいつのことは許せないけれど、自分自身は許せる。
怒りの感情が出てきたら、その自分の感情を許すということ。

怒りは自分を蝕む矢である。
怒りとは、相手に対する執着。

「普通こうでしょ? 私ならこうするよ?! なんでそうなのよ!?」

自分の友達は「類友」なので、そういう話をすると
「そんなのありえなーい!」と盛り上がるのは当然。笑

厚かましい人は生きやすい。
繊細な人ほど生きづらい。

「他人の過失を見るなかれ 。
他人のしたこととしなかったことを見るな。
ただ、自分のしたことと、しなかったことだけを見よ。」

人が何をして何をしなかったか、ではなく
自分が何をして何をすべきか
自分とその人を切り離す。
相手に求めている執着を手放す。

日本人は勤勉。仕事を大事にする。
けれど、その時は比重を変えて、外に目を向けてみよう。
「アイツはたくさんいるうちの一人でしかないじゃん、
素敵な人って、こんなにたくさんいるじゃん!」と思えるはず。
そうやって、視野を広げてみよう。

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自力整体Tokyo 運営担当:柳

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